モンゴル 馬とキャラバンによるエコツアー

Great Caravan
グレート・キャラバン

東京から船か飛行機で上海へ、上海から空路ウルムチへ向かう。ウルムチから陸路でグレートキャラバンンの出発点であるバインブルク草原へ。バインブルクで馬を調達し、天山の氷河などを通りながら、古代シルクロード・草原の道をゆく。途中にはシルクロードの様々な民族の生活や祭り、アーティストなど様々な人と出会いう。時に天山の氷河を越え、時に天山の大渓谷に進む。世界遺産へも立ち寄る。目的地ひとつは西域もっとも栄える街、ウルムチへ。ここは古来、シルクロードの要所であり、現代に入って物資輸送における中継地点として重要な役割を果たした。そこからさらに北へ道を進め、野生馬も生息するジュンガル盆地を越え、世界最後の人間の手付かず自然、アルタイ山脈を目指す。

 

 「父の大地 グレートキャラバン テーマ曲」を聴きながらご覧になりたい方はクリック

 

シルクロード天山山脈からモンゴル国境アルタイ山脈まで、シルクロード500キロを馬で駆け抜ける「Great Caravan」。機械の力に頼らず、古代と同じ交通手段、馬でゆく。心の自由と冒険心の重要性を若者に伝え、また自然に根付いて旅をすることで、自然環境保護の意識を喚起する。

募集要項

【企画・主催】 特定非営利活動法人奔流中国
【協力】

蒙古野生馬保護センター、ダルガンムミガン政府

【プログラム参加費】 20万円程度(キャラバン活動・交流費、野生馬保護事業費)
【参加条件】 チャレンジ精神のある方、夢や目標に向かって一所懸命に頑張れる方(乗馬が初めての方も歓迎します)。NPO奔流中国の会員でない場合は、申込時に入会(学生1,000円、社会人3,000円)が必要です。
※当NPOは入会金のみで、年会費はかかりません。


日程(案)

初日

東京・大阪

/ウルムチ

午前:

空路、北京へ

午後: 着後乗り換え、天山山脈麓のウルムチへ
(飛行機から大黄河、キレン山脈、砂漠を眺める)
 
2日目 バインブルグ

シルクロード・天山山脈のどまんなかに広がるバインブルグ大草原
乗馬指導、キャラバンスタート。

3日目 バインブルグ

白鳥の湖へ~
湖の辺を沿ってキャラバンを進む。白鳥の湖の最南端で宿泊

4日目 バインブルグ

~古代烏孫族のお墓、モンゴル族のナーダム開催地へ~
休憩時、遊牧民と競馬モンゴル相撲などを楽しむ。

5日目 天山山麓

~巴輪台へ 南疆鉄道見学~

6日目 天山山麓

~天山の巨岩と森へ~
遊牧民の民家を訪問。大龍池(天池)でゲル泊

7日目 天山山麓

~白楊溝へ 少数民族学校訪問 街で宿泊~

8日目 ウルムチ

~ウルムチへ~
ウルムチ博物館見学、楼蘭美女(有名なミイラ)に出会う
古のバザール

9日目 天山山麓

~天山天池へ カザフ人と羊さらい(コクボル)に挑む~

10日目 天山山麓 ~天山峠を越える~  
11日目 トルファン

~大河沿へ 夜トルファン舞踊

12日目 トルファン 火焔山 ベゼクリク千仏洞 高昌故城へ~
13日目 ウルムチ
/東京・大阪
ウルムチから空路、日本へ
着後、解散
 

Great Caravan 企画の経緯・詳細

企画の経緯 ~NPO奔流中国の特別企画として~

 

他のコースとの違い ~高い目標を設定、乗り応えある乗馬ルート~

 

奔流中国の理念の集約

 

参考事項

馬の調達

キャラバンでゆくには、馬が必要だ。馬が途中に死んでしまう恐れがあるため、遊牧民 と交渉し、借りるのではなく、馬を買うのだ。目的地についたら、馬を市場で売る。

馬の留意点

長い道のりの後、宿営地に到着。休憩の前に、真っ先に一仕事。
長距離を走る最中には、馬に水を飲ませてはいけない。
そのため、馬を降りたら、真っ先に水を飲ませ、次に草原の中に放ち草を食べさせる。
馬は夜のうちにずっと草を食べている。

馬はきれいな水以外は飲まない。慣れない土地に病気になりやすい。
馬は自分で体調管理分からない・・・馬はデリケートなため、
馬とゆくキャラバンでは、人間だけの時より多くのことを考慮しなくてはならない。

キャラバン中の食事

キャラバン中の料理 携帯食品に、経由地で調達する野菜、それに羊を裁いて遊牧民の家の火を借りて料理する。
※羊を美味しく煮込むには、遊牧民はヨーグルトを入れるのがコツ。
※羊はキャラバンの持っている品物で出会った遊牧民と交換して調達する。

キャラバン中の宿泊

宿泊はゲル、テント、民家、街の中の宿、場所によって違います。
※毎晩のように同行している遊牧民たちと唄や踊り、酒でキャンプをにぎわう。

地理紹介

ヤルダン地形

風食によって地層が独特な形に削られたヤルダン地形は新疆独特の奇観です。バイクや車でさえ通れなく、現代の交通道具はヤルダン地形の前では嘆くだけです。クチャから天山に入る途中に世界で最大規模のヤルダン地形の一つがある。ここは昼夜の気温差のために夜になるとよく風が吹きます。巨大な古代遺跡のようにも見えるヤルダン地形の間を吹き抜ける風は魔物の叫び声のような音を立てる。

魔鬼城

中国、新彊ウイグル自治区には、人々が「魔鬼城」と呼ぶ奇妙な景観が点在する。城跡のようにも見え、吹きつける風が化け物の声を思わせる奇怪な空間は、実は風が数千万年かけて削った広大な岩山だ。かつてこんな伝説がある。
昔、草原の南にあるマラガ盆地にはあらゆる知識と芸術が栄えた古代都市があった。しかし、すべてが炎に没し、今は赤い岩石が覆う不毛の地となった。この地を後の商人たちはこう読んだ。

魔鬼城。悪魔たちが住まう城よ。
おお 雁よ その美しい翼を魔鬼城へむけるな
おお 雁よ その勇ましい姿をもう一度見せておくれ

アルタイ山脈、ジュンガル盆地

中国新疆ウイグル自治区にあるジュンガル盆地は,南を天山山脈,北をアルタイ山脈に挟まれ,盆地内には中国で2番目に大きいグルバンテュンギュト沙漠があります。太古には湖だったこともあり,かつて湖畔は動物の楽園でした。そのため恐竜などの化石が発見されています。近年地下資源開発が進み,とりわけ石油の産出には著しいものがあります。 また,アルタイ山脈は,モンゴルなどと国境をなし,古代には匈奴や突厥などの遊牧騎馬民族が勇躍したところです。青く澄み渡った空のもと、なだらかに続くアルタイ山脈の麓に広がる草原では,馬・羊・牛はもちろん,ラクダの放牧も見られます。悠久の歴史の息吹が,今なお人々の暮らしのなかに感じられます。

青河県

青河県はモンゴル共和国と接するアルタイ山の南麓に位置している。8千年前には狩猟と漁業を中心とした人類の営みがあったと推測されており、史書の記載には、秦の時代に黄金貿易が盛んであったとある。また、13世紀にジンギスカンがアルタイ山を越えてヨーロッパに遠征したとき、大軍を率いて何度もこの地を通過している。そんな歴史が刻まれたこの青河県の三道海子地区には、巨大な堆石古墳や草原鹿石、岸壁画が残されており、国務院もこれらの古代の遺物を国家第5次重点文物保護単位に加え、その保護に努めている。 モンゴル共和国の中央部に近いアルタイ山に属する青河県三道海子地区は、幅3km、長さ6~7kmに及ぶ渓谷地帯にある。ここには意図的に巨石が並べられたストーンサークルや堆石が点在しており、中には建築物とも言える巨大で独特な姿をした「敖石」と名付けられた堆石もある。

鹿石

シルクロードのあちこちで考古学者に注目されているのが、草原に佇む「鹿石」と呼ばれる古代の遺留物である。各方面からの考証の結果、これらの「鹿石」は3千年から4千年の歴史を有するものである事がわかっている。この「鹿石」は高さ2mほどで、その表面には奇妙な動物の絵が刻まれている。その中で最も多く見られるものは鳥の口ばしを持った鹿の絵である。古代にもこのような姿をした鹿の存在は確認されていないことから、多くの学者は古代人の誇張的表現だと考えている。「鹿石」の絵についてははっきりした事は解っていないが、鹿を神の使いとして崇拝の対象とする遊牧民族の習慣と関わりがあるものとする研究者もある。モンゴルの古代文化の書籍や漢文の史書にも、鹿をこの世と冥界とを行き来する力を持った聖獣としていたという記載が見られる。

野生馬保護区

蒙古野馬(モンゴルノウマ)は中国新疆またはモンゴルに生息する、世界で唯一現存する野生馬。馬の進化史を調べるうえで大変貴重な存在だという。野生馬は15 世紀前後にヨーロッパでいなくなり、絶滅したと考えられていたが、19世紀の終わりになってロシアの軍人であるプルゼワルスキーがモンゴルに赴いたときに野生馬を確認し、ヨーロッパは大騒ぎになった。そして世紀の入れ替わりの頃に苦労の末、いく度かの捕獲行によって数十頭の蒙古野馬がヨーロッパに持ち帰られた。見はるかす蒙古草原や中国シルクロードに往時はたくさんの群で居たそうだが、家畜馬や羊との生存競争に破れ、また狩猟によって、いったんは中国と蒙古では絶滅してしまった。そこで、ヨーロッパの動物園で育てられていたモンゴルノウマ18頭を引き取り、1986年に中国はモンゴルノウマ繁殖研究センターを設立、新疆アルタイ地域で再び野生に返す計画を進めている。現在、世界の生息数は約1300頭とパンダよりも稀少だという。

“私たちの前になだらかなジュンガル盆地を背景にした蒙古野馬の群れがいる。無心に草を食み、子馬は母馬にまとわりついている。ちょっと間違えば確実にこの地上からいなくなっていたであろう蒙古野馬の運命を想い、少なからぬ感動を覚えた。野生馬の生存に欠かせない原始的な自然環境はここ新疆とモンゴルにしかないことを思うと、この大地がなお愛しくなった”






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