TopicsⅢ:乗馬ツアーの知られざる事情 1.乗馬時の事故は並足で起こる!? モンゴルで乗馬の際に事故に合う人の90%は並足の状態。つまり走るから危ないのではなく、注意事項を説明しているかどうか、現場で指導・サポートする人はいるかどうかが重要です。駆け足の際は人間も馬も集中力が働いていますので、意外と落馬する危険が小さいです。 2.一般のモンゴルツアーでは良い馬に乗らせてもらえない理由は? 一つ目の理由は、良い馬は当然力強く、スピードも速い、そして、気性も荒い馬が多いのです。引率者より一頭一頭にあった乗り方の指導と説明ができないと、お客さんが怖い目に会ってしまいます。二つ目の理由は、日本の一般の乗馬ツアーでは、日本でいくら高い旅行代金を支払っても、中間の旅行会社に取られるため、現地の遊牧民の手に入るのはわずかです。遊牧民にしては、よい馬を提供したら、落馬の責任を取られるリスクがある上、馬の値段に見合う収入は入らないのです。だから、日本でいくら高く払っていても現地では良い馬を用意してくれません。奔流では、キャラバンの旅に適した優良馬を選んでいます。そして提供してくれた遊牧民にそれに見合う料金を直接支払いしています。そして乗る際にお客さんが張宇氏から的確な指導と説明が得られ、遊牧民にとってそういった安心感があるからこそ、一般の乗馬ツアーと比べ物にならないくらいの素晴らしい馬を遊牧民が提供してくれます。 良い馬は基本的に力強く、スピードも速いのですが、きちんと馬の性格と乗り方を把握していれば、普通の観光客が乗るような馬より「いい馬」は足がしっかりしているため、躓くことは少なく返って安全と言えます。(※人によって馬が好き嫌いがあり、”よい馬”という定義もないが、ここでは一般的な意味のいい馬。) |