ツアー参加者の声・旅の報告 参加者が語る 奔流スピリッツ

参加者が語る奔流スピリッツ

心の原風景に出会う旅

奔流の旅で、私たちは自分を照らしてくれる光を見つけた。自分の原風景を気づかせてくれる旅だと思う。

法政大学 田中 俊一

この入り組んだ社会で生きていれば自分がどこにいるかわからなくなって、
次に踏み出す一歩に自信がもてない時がたくさんある。
時には自分が一人ぼっちみたいに感じたり、意味の無い人間だと感じることだってある。
けれど、人はそんな時に“昔のイメージ”を思い出す。
きっとそれは“心の原風 景”で、光になって自分の足元を照らしてくれる。
奔流の旅で、私たちは自分を照らしてくれる光を見つけた。
自分の原風景を気づかせてくれる旅だと思う。
どんな複雑な問題に悩んでいるときも、どれほど急いでいたとしてもそれを常に感じていて、
その一歩は確実に未来へ続く一歩になる。
すべて歴史であり、自分たちもその後を続くキャラバンの一人なのだ!

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PS.私は現風景という言葉を使ったのは、以前雑誌で見たこのインタービューの対談を思い出して、どうして奔流の旅はこんなに気持ちよかったのかって考える時に、奔流中国の旅はまさに、この原風景を気づかせてくれたと思いました。

以下はそのインタービューの内容:

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・加藤 種男さん(財団法人アサヒビール芸術文化財団事務局長・日本NPO学会理事)

Q:加藤さんはお仕事柄日本の若手作家の作品だけでなく海外の若手作家の作品もよく見ると思うのですが違いを感じることがありますか?また、あるとすればそれはどのような点に感じるのでしょうか?

A:一言で言ってしまえば作品に潜む社会性の有無じゃないかな。日本の若手作家の作品のレベルは決して低くなく、技術だけなら十分世界に通用できるレベルにある。しかし、ほとんどの日本の若手作家の作品は作品の主題が各個人の悩みの追求になっている。ある意味、一種のナルシズムだ。それに対し、海外の若手作家の作品も確かに自分の存在に悩む点は一緒だがその悩み方が自分と社会の関連性について悩むという点で違う。自分は社会にとってなんであるか?また、どのように存在することで社会に貢献できるかについて悩む。そのため、必然的に作品にも自分と社会との関連性について感じるものが出てくる。日本のものは各個人のモラトリアムのはけ口として作家が創作活動をしている面もある。だから、社会性を感じない作品が非常に多い。習い事がうまくなって、褒められて、そのうまい子がそのまま作品を作って芸術家気取りをしている面もあるしね。中にはすごい作品を作る子も当然いるけど。

Q:どうして日本の若手作家の作品はそのような状態になってしまうのでしょうか?

A:簡単に言ってしまえば比較対象がないから何について悩んでいるかわからないんじゃないかな。それで作品が自分の存在を永遠と悩むものばかりになっているんだと思う。比較対象っていうのは、私は田舎の山の中で少年時代を過ごしたんだけどそのおかげで何かについて考えるとき、何かを比較しようとする時は常に「原風景」としてその山々のイメージが浮かび上がってくる。それが何であるのか、各個人それぞれにあると思うし、そのイメージ(原風景)がない人もいるかもしれない。また、田舎や自然だけがすばらしく都会のイメージはよくないというわけではない。ただ、ふとしたときに思い出して比較できる何か、「原風景」を持っているかいないかの違いは非常に大きいと思う。精確に表現することはできないけれど、各個人がひとつはそういうものを持っている必要があると思う。これはアートだけでなく、大学生活や普段の生活においても同じだと思う。



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